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スタッフブログ/マレーシア ロングステイ

老後について考える①

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今の仕事を始める前から、自由人で旅好きの夫のおかげで、楽しい旅をたくさん経験してきました。
けれども、すでに海外移住をしている年配の方や、ロングステイを何度も経験している方に比べると、まだまだ学ばなければならないことがあります。


私たちがおすすめしているマレーシアの情報についてはもちろんですが、だれもが必ず経験する介護の問題についても、現在勉強しているところです。


第二の人生をどう生きるかということを考えるとき、親の介護や、自分の体が動かなくなったらどうするかということは、避けて通れない問題です。


私はもうすぐ40才代に突入するのですが、現在年金をもらっている実家の父母について、この先どういうふうに暮らしていくのだろうという心配があります。 
15年ほど前、祖母の介護を自宅で3年間ほど続けた母は、祖母が亡くなった数ヵ月後に脳梗塞を患い入院し、1年ほどリハビリを続けて家事ができる状態に回復した経験があります。


父の前では言いづらいけど、祖母の介護がかなりきつかったのではないかと思います。 特に、排泄、入浴を自宅でさせるのは、家の者にとって負担が大きいです。 当時は介護保険制度もなかったですし、田舎で育った母にとって、自分の気持ちと世間体から、親を施設に入れるということは考えられないことだったのかもしれません。


その母も現在年金をもらう歳になったわけですが、3人娘のうち2人はお嫁に行き、残っている独身の末娘に老後の面倒をみてらうのは申し訳ないという気持ちがあるものの、今のところそのために何か行動をするということはなく、いざとなったら施設にでも行くしかないと思っているのかもしれません。 このあたりは実の親子でも話しづらいところでしょう。


ですから、第二の人生を豊かに過ごしたいと思って行動しているシニアの方を見ると、うらやましいな~、すばらしいなと拍手を送りたくなります。


マレーシアでは日本人専用の老人ホームが初めてできました。


介護の問題を考えるとき、いつも心が重くなります。 日本の介護制度に不安も不満もあります。
今週発売の週刊ダイヤモンドの表紙には、「介護地獄」という言葉がデカデカと載っていました。
このような時代の中で何ができるのか、仕事だけでなく自分自身の問題として、じっくり考えてみたいと思います。


* 写真はマレーシアの老人ホームの様子です。ここにはローカルの方が入居しています。

2007年05月15日|はぴまれ!集まれ!

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