少子化や核家族化が進み、多くの女性が社会進出するようになり、子供や親類に老後の介護を頼ることが難しくなってきました。
日本では年金や医療などの問題が山積みで、介護問題を含めて第二の人生をどこでどう生きるか、早いうちから考えておくことが大切です。
そこで、私がアフター60になったらどんな選択肢があるのか、少し考えてみました。
* 夫婦で田舎暮らしをする
* 子供たちと暮らす( 子供に迷惑をかけたくないので、この可能性は薄い)
* 思い切って海外に移住する
* 日本をベースにして、あちこちの国でロングステイする
* 今の家に住み続け、在宅介護を受けながら、できるところまでがんばる
* 経済的に負担の少ない公的老人ホームで我慢する
* 高額の資金が必要になるが、有料老人ホームを探す
以上が思いついた方法です。
一つ一つをとってみると、どれもメリット・デメリットがあるように思います。 自分の体や環境の変化によって幾つかを取り入れなければ、満足できる老後を送ることができないのではないかという感じがします。
私は日本が大好きですが、体の動くうちはあちこちの国でロングステイし(いろんなことを考えるとやっぱりマレーシア!)、どちらかが動けなくなったら在宅サービスを受けながらやれるところまでがんばりたいです。 奈良県名物の「おかいさん」(番茶で炊いたおかゆです)も自分たちで作って食べたいし・・・。
けれども、必ず夫婦二人でやっていけなくなる日がきます。そのときどうするのか・・・。
子供たちに大きな負担をかけたくないので、自分たちが暮らすのに納得できる施設を探すことになるのだと思います。 しかし、ここにも大きな問題があります。
海外移住については、やはり「終のすみか」を海外に持つというのは簡単でないと思います。言葉や文化の違いがあり、多少現地の言葉が話せても、医師やヘルパーさんと微妙なやり取りができるのかというのはとても不安だと思います。
介護の方法についても、日本の習慣や常識と違うところがあるかもしれません。
こうなると、介護の問題は行き場がないように思えてきます。
今年の5月1日、日本人専用の老人ホームがマレーシアに初めてできました。 詳しくは今後ご紹介していきたいと思いますが、海外での「終のすみか」の問題点をかなりクリアできると思いますし、これも選択肢の一つになるといいなと思っています。
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