マレーシアでは安くておいしい食事を外で食べることができるため、家では余り作らないという方がいらっしゃいます。
私も日本でいるときより断然外食が多くなるのですが、胃腸が余り頑丈でないため、できるだけ自炊するように心がけています。
また、日本でいるときはできるだけ安全な食材を選ぶようにしているので、それはマレーシアに来ても同じです。
ジャスコや伊勢丹に行くと、安い中国産の野菜などもありますが、「Grace cap]という緑色のシールがはられた野菜を買うようにしています。 これはこだわって生産された野菜で、値段は普通に売られている野菜よりかなり高くなります。
それでも、外国の野菜の場合、どのような農薬が使用されているのか、どんな生産方法なのかが全く分かりませんので、安心のために少し贅沢をさせてもらっています。
大変申し訳ないことですが、日本では野菜のヘタを惜しげなく捨てたり、まとめ買いした野菜を冷蔵庫の奥で腐らせてしまったりすることがあります。 何でも豊富にそろっている日本でいると、それが当たり前のようになっていて、心が少し傲慢になっているのかもしれません。
また、日本だと、どんなに高い食材を買っても、外食することと比べたら、やはり家で食事をするほうが安くなります。 ところが、マレーシアでは安い外食がいくらでもあるので、食材にこだわると非常にお金がかかり、家で作るほうが高くつくということになります。
ですから、買ってきた野菜たちは大事に大事に使います。 娘が食事の用意を手伝ってくれたとき、私が日本でするのと同じようにヘタを捨てたりすると、「もったいない!!」と思わず大きな声が出てしまいます。
そして、買ってきたものはネギ一本でも腐らせないように使い切るようにします。
こんなこと、ほかの方にとっては当たり前のことなのかもしれませんが、私自身はちゃんとできていなくて、本当に恥ずかしいことです。
マレーシアに来て初めて気づくことができました。
日本に帰ってからしばらくは、マレーシアで学んだことをしっかり肝に銘じていたのですが、時間がたつとまた元の自分に戻りつつあるので、「もったいない!!」というあの気持ちをもう一度取り戻さないといけないなと思っています。
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