マレーシアの首都クアラルンプールは、ペトロナス・ツイン・タワーをはじめ、大きなショッピングセンターやホテルが立ち並ぶ近代的な街です。
ところが、道を一本隔てるとスラムのような場所があったり、美しいモスクや寺院、歴史的建物があったりと、様々なものが混在しており、多民族国家らしい独特の雰囲気を持っています。
中でも、肉や魚、野菜、果物などの店が並ぶウエットマートは、東南アジア独特のエネルギッシュな雰囲気が漂っています。
ここでは魚も肉もその場でさばかれるため、床は水浸しで臭いもします。普段スーパーで買い物をしている私たちにとって、初めは少しきついかもしれません。
鶏肉は皮をむかれて裸になったものが山積みされており、その奥では、鉄の大きな鳥かごに入ったニワトリがせわしなく鳴いています!
また日本で見たことのない魚たちが丸ごと横たわっていたり、大きく切り身にして売られていたりで、「すごい!すごい!」と驚きの連発です。
別のコーナーでは、色とりどりのフルーツが山盛りに並んでおり、野菜も驚くほど豊富です。サツマイモや落花生、ウコンなど、びっくりするようなものもあります。
卵は30個ぐらいで2リンギット70センほど(約95円)と、信じられないような値段で売られています。
またニセモノっぽいキティちゃんの小物やおもちゃ、洋服など、生活に必要なものは何でも売っているという感じです。
ここに来ると、地元の人だけでなく、野菜やフルーツなどからも、たくましい生命力を感じることができます。
もしかしたら、私たち日本人が忘れかけていたものに出会えるかもしれません。
その場で絞められた鶏さんです。迫力満点!
そのためかどうかは分かりませんが、マレーシアでは鶏肉がとてもおいしいです。
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